アメリカでGeoCitiesがリリースされたのが1994年11月。今、私たちが呼んでいる「レンタルサーバー」というカテゴリの先駆けと言っても言いでしょう。日本では1997年にソフトバンクが出資して日本法人ができ、1999年にはヤフーが買収という流れを辿っていきました。
プロバイダ料金も高く、パソコン本体も高いという2000年前後に、無料で使えるレンタルサーバーというのはとても画期的でした。後にWEBサービスの主流となる無料広告モデルの先駆けでもあったわけです。当時のホームページオーナーの多くはプロバイダに付属されているスペースを使っていましたが、それと同じくらいGeoCitiesのユーザーも多かった印象があります。
街の住人といったコンセプトだったので、隣の番地のホームページを訪問したり、コミュニケーションをはかる場所(掲示板)があったりと、初心者にはとても良いサービスが多くありました。(つづく)